大北地域タウンミーティング 2024「未来の〝私たち〟に学ぶ~ フューチャー・デザイン・ワークショップ」
大北地域タウンミーティング2024は令和6(2024)年7月24日、大町市のサン・アルプス大町で開催しました。長野県長寿社会開発センター大北支部と大町保健福祉事務所福祉課の共催です。テーマは「 未来の〝私たち〟に学ぶ ~ フューチャー・デザイン・ワークショップ 」。300年前の過去を振り返るワークを通じて、今の私たちの選択が未来をつくるという認識を共有しました。
タウンミーティング(ネットワーク会議)のテーマを何故フューチャー・デザインにしよう思ったか
昨年12月に長野県社会福祉協議会主催で行われた「フューチャー・デザイン・ワークショップ」に参加したことが切っかけでした。
自分事として、現在住んでいる街の過去の自然環境や生活を振り返り、現在まで、どの様に変化してきたか。そして、この先150年後の私の住んでいる街はどうなっているかを未来人となって現在を俯瞰してみることで、今、私たちが成すべきことは何なのかを考えるワークショップです。このワークショップに参加して感じた事は、いかに自分事として捉えられるか、未来人になりきって過去(2024年現在)を振り返ることができるかが大事で、それにより今すべき課題が見えてくるというものでした。
そして、それが切っ掛けで、目先の事よりも先を見込んで行動を考える習慣がついたと思える様になりました。これは、今までにやったことのない手法でしたので、早速、大北地域のタウンミーティングに取り入れたいと思いました。
内 容
タウンミーティングの参加者は、大北地域にお住いの方が中心です。大町に残る300年前の古地図を拡大した模造紙を参加者に見てもらい、ここで共有したのは過去とその時々の選択の積み重ねによって現在の大北地域が作られてきた、という感覚の共有。そして、過去を振り返る作業を通じて、今の私たちの選択が未来をつくるという認識をシェアすることでした。
また、ワークショップの途中で観た栄村小滝の住民らが、フューチャー・デザインをして、地域に元気を取り戻したという事例動画も参加者の印象に残ったようでした。
参加者の感想
- 今だけではなく先の事、前の事、様々な角度から物事を考えいることが大事と話を進めてもらってから気付かされました。
- なかなか想像もつかない300年後にいってみて、考えられて興味深かった。これからの地域づくりを考えていきたい。
- 日々の生活を長いスパンの視点を持ちながら送っていかなければならないと改めて思いました。
- とても参考になりました。実際の地域づくりに役立てたいと思ったのと、具体的な意見を引き出すには、もってこいの内容でした。
- 30年後、50年後のことなら、もう少しちゃんと考えられる気がします。
(大北支部 シニア活動推進コーディネーター 佐藤雅法)