佐久ならではの学外講座
令和5年度の佐久学部は10市町村から65人の新入生を迎え、2学年55人と合わせて120人の活動的なシニアの皆さんが、教養講座や趣味の講座そして仲間づくりに、楽しく通学しています。本年度の注目講座をご紹介します。
1学年は、佐久市うすだスタードームで星空教室「秋の星座と土星を観よう」を10月に開催します。秋の澄んだ高原の夜空に輝く星座を眺めて、口径60cmの大型反射望遠鏡で土星やアンドロメダ銀河を観察します。昨年から始めた講座で、学生からは「大型望遠鏡で初めて土星の輪を観た。宇宙の大きさを実感できた」と好評でした。
2学年は、御代田町の浅間縄文ミュージアムで「浅間山とともに生きた歴史」を7月に開催します。今年初の試みで、学芸員から今も活発な活動が続く浅間山の噴火史と山麓に暮らした縄文の人たちの生活を学び、発掘された縄文土器を見学します。
このように佐久学部では座学だけでなく、学外に出て地域の自然や歴史などを実地で学ぶ講座も取り入れています。
(「信州りらく」2023夏号vol.58掲載)