【レポート】シニア大学専門コース 8月授業の様子
長野県の新型コロナ感染者数増加により、8月の授業はオンライン授業と対面授業(通常授業)のハイブリット型授業(*)となりました。授業会場は3コース共に長野保健福祉事務所です。
*ハイブリット型授業:同日同時刻にオンライン(Zoom)で自宅から授業を受けられる方と、授業会場に来られて受けられる方がいます。
8月18日(木) ライフデザイン
今回は、「川中島の保健室」白澤章子さんをお迎えしました。白澤さんの“保健室を開くきっかけ”、“保健室での活動”のお話をお聞きしました。自分の気づきから、活動のきっかけをつかみ行動に移した白澤さんの「ライフデザイン」は、受講生の想いに大きく影響したようです。
午後は、オンラインで結んだ受講生同士で「他己紹介」の練習です。慣れないオンラインに戸惑いながら、お互いのことを知り合う「等話」に話が弾みました。
8月19日(金) コミュニティデザイン
午前、「シニア地域プロデューサー」3名をお迎えし、活動報告をしていただきました。平野正隆さん(中野市)は故郷にUターン後、地域コミュニケーションの場所として軒下の縁側、交通弱者の移動支援を行っています。定年後の人生を「与生」と捉え地域貢献の活動をしています。大井昌実さん(佐久市)は故郷にUターン後、自分が楽しいことをテーマに活動され「歴史街道を歩こう会」を主宰されています。ただ歩くだけでなく街道の景観保全、歴史を学びながら充実した活動をしています。まずは自らが楽しいと思うことから活動を始めることが大事です。東海林文子さん(須坂市)は「旭ヶ丘ちいきづくり推進プロジェクト」で活動されています。朝市、松川河川敷、農地活用、地域の助け合いなどのいくつかのプロジェクト(チーム)に分れて活動しています。「地域の課題は地域で解決」をコンセプトに行政と連携しながら活動されています。まずは始めてみること、自身の趣味やキャリアを子どもたちや仲間に活かしてほしいと話しています。
午後は、受講生の皆さんが「戦略シート(ビジョンと戦略)」(活動を始めるにあたって自身の団体存在目的・背景・将来のビジョン・達成を解決する課題・そのための戦略等)を基に活動方針を発表しました。お互いの活動に対する思いを語り合うことで、新たな出会いや気づきが生まれます。
8月23日(火) ビジネスデザイン
受講生皆さんの「目標のアウトライン」(課題・テーマ・ビジョン・ミッション・バリュー・ネットワーク等)を発表しました。実際に考えている事を文字にし、言葉に出してみると今までの考えに化学反応が起きて新たな発想(妄想)ができるようになります。受講生の変化が楽しみです。
県から「BA・5対策強化宣言」が出され、行動制限は無いものの病床使用率と新規陽性者数の低減を目指しています。県シニア大学としても、専門コースは4回目のワクチン接種・オンライン授業の活用・新型コロナ感染症予防の徹底等をしていきます。