【レポート】シニア大学北信学部 2学年6~7月の授業の様子を紹介します。
長野県シニア大学北信学部2学年の6~7月に行った授業から、一部を抜粋してご紹介します。
6月1日(水) 『社会活動講座 計画Ⅰ』
今年度初の講座は「社会活動講座 計画Ⅰ」でした。社会活動講座は、趣味や特技を活かした活動など、さまざまなかたちで社会と関わりを持ち続けることで、第2の人生を生き生きとその人らしく過ごすことができるきっかけづくりとなる講座です。計画Ⅰでは、やりたいこと、やってみたいことが共通する人同士でグループをつくり、秋ごろ実際に活動する内容について計画をたてました。
6月2日(木) 『北信地区賛助会総会』
2回目の講座は、飯山市文化交流館「なちゅら」で開催された北信地区賛助会総会への参加でした。賛助会とは、「誰もがその人らしく生き抜く長寿社会の実現」という長野県長寿社会開発センターの目標と事業に賛同し、センターを支えるとともに、地域で積極的に活動している賛助会員で構成された会です。
この日は、総会のほか、ステージ発表や作品展示も行われ、賛助会員の活躍の様子を知ることができました。
6月29日(水) 『心を落ち着かせて(法話・座禅・写仏体験)』
「寺のまち飯山」と言われる飯山市には、多くの寺社が点在し、寺から寺へと結ぶ遊歩道「寺めぐり遊歩道」が整備され、しっとりとした寺町めぐりを楽しむことができます。この日の授業は、寺のまち飯山にある大聖寺で行われました。
午前中は、伊達邦典住職の法話「生死をあきらめる生き方」をお聴きし、座禅体験をしました。昼食は副住職が作る精進料理をいただきました。創意工夫され、手の込んだもので、見た目にも美しい料理でした。ゴマ豆腐や煮物などのほかに、飯山ならではの山菜や農産物を使った料理が並ぶ精進料理を堪能しました。午後は、写仏体験をし、オリジナルお守りを作成しました。
7月13日(水) 『シニアドライバー向け交通安全教室』
今や生活には欠かせないものとなっている自動車。より安全にシニア大学に通っていただくため、長野県警の交通安全教育車「チャレンジ号」で夜間の視認性や運転・歩行能力判断システムなどを体験し、自身の運転スキルを見直しました。
体験したシニア大生からは、「体験してみると自分の傾向が分かる」「こういう機会が定期的にあるとありがたい」などの感想がありました。7月28日(木)付信濃毎日新聞4面にこの授業の様子がカラーで掲載されました。
7月13日(水) 『和紙体験・彫金体験』
伝統的工芸品「内山紙」の和紙作りと彫金体験をしました。和紙体験は、飯山手すき和紙体験工房で、葉書とでうちわを作成しました。彫金は、銅板、真鍮板を使って作られている伝統的工芸品「飯山仏壇」の飾り金具が代表的。飯山市の代々金具職人である彫金師の方にご指導いただき、ネームプレートやしおりを作成しました。
7月27日(水) 『社会活動講座 計画Ⅱ』
6月1日の「社会活動講座 計画Ⅰ」で、やりたいこと、やってみたいことが共通する人同士でグループをつくり、秋ごろ実際に活動する内容の計画を立てました。今回の計画Ⅱでは、グループごとに活動計画を模造紙にまとめ、視覚化したものを発表しました。視覚化することで実際に活動する内容が一人一人確認でき、そして活動計画を発表することで学年内の相互理解が深まり、それぞれ充実した思いで活動に入れるようにすることが目的です。