シニアのたしなみ「話し方・聞き方」講座を開催しました
シニア大×NHK
「会話が弾んだ」「お互いの思いを交わせた」と感じると、「いい時間だったな」と満足感を得ることができます。
「聞く」「話す」「伝える」のコツを身に付ければ、日常の会話がもっと楽しくなることでしょう。
11月21日(月)長野学部では、NHK長野放送局の田中 寛人アナウンサーを講師に迎えて「話し方・聞き方」のコツを教えていただきました。(会場:長野保健福祉事務所)
「話」のプロである田中アナウンサー。その澄んだ声に参加者の期待も高まります。
まずは2人1組となり、相手の良さを見つけてプレゼンテーションするためにインタビューします。
「コミュニケーションで大切なのは相手に興味を持つことです。共通項やキーワードを見つけて会話を深めていきましょう」と田中アナウンサー。
自己紹介から始まり、好きな食べ物や病気のこと、夢中になっていることや最近気になっていること、故郷の話などなど…話はつきません。さすがは人生経験が豊富なシニアの皆さんです。
「盛り上がりますね。いつもは小学生から大学生までに出前講座を行っていますが、話はじめるまでに少し時間がかかります。シニアの皆さんは積極的ですね。学びへの意欲を感じます」
参加者のコミュニケーション力の高さに、田中アナウンサーも感心した様子です。アナウンサーの仕事の9割は「聞くこと」ですと田中アナウンサー。「話し上手より、聞き上手になることが大切」であることを学びました。
「話の上手な人は、説明から状況の映像が浮かんできます。伝えるコツは、1文を短くして、結論から先に言うこと。正解はありません」(田中アナウンサー)。田中アナウンサーのアドバイスに「なるほど!」の声が会場から上がりました。
後半は紙芝居方式で「キッチンカー」の魅力を1分間でプレゼンテーション。ここでも皆さん積極的にプレゼンテーションしました。
プレゼンテーションする人、紙芝居をめくる人と、時間を計る人・・・誰かに言われるでもなく、自然に協力し合うシニアの皆さん。相手を思い、場を大切にされる姿に感動しました。
さあ、この日の学びを活かして、今日は誰と会話を楽しみましょうか。
〈長野支部 シニア活動推進コーディネーター 齊藤むつみ〉