信州版 人生ニモウサク劇場

このページでは シニア層の社会参加や 高齢者を支える 様々な取組をご紹介します。

  • シニア事例

新型コロナウイルスの影響で、活動を控えていた団体から活動再開の声が聞こえてきています。誰もが安心して参加できるようにと、オリジナルの予防策で工夫する「男の脳喝倶楽部」をご紹介します。

脳に夢・愛・喝。男の、コロナと上手につき合う心がけ。(長野市)    

倶楽部活動、慎重に、いざ再開!
7月1日、揃いのTシャツ姿で卓球台を準備する男性たち。背中に大きく書かれた「男の脳喝倶楽部」のロゴがなんとも勇ましいです。

ここ長野市大豆島体育館は、2階にギャラリー席もある立派な施設で、連日多くの地域住民が汗をかいています。今日は、かがやきひろば三陽(三陽老人福祉センター)を拠点に仲間のやってみたいことを活動にしている「男の脳喝倶楽部/卓球ユニット」の日です。

「近くにリサイクルセンターがあるから、このあたりの施設は充実しているんだ」と、今日が初参加、入会したての小林さんが教えてくれました。正月の「ミニ門松作り」(竹の切出しから全て自力で行う)に参加したことから、この倶楽部に魅力を感じて仲間入りしました。

「男性ばかり」という「居心地の良さ」と「安心感」。加えて、全てではなく、好きな活動にだけ参加してよいという「気楽さ」「自由さ」が人気のようで、現在29名の仲間(男性)がいます。趣味の活動や健康づくり、野菜づくりに地域の施設見学等々。ボランティア活動に世代間交流と、活動は多岐に渡ります。奥様方は「特別会員」として参加することもできます。
脳に夢・愛・喝。男の、コロナと上手につき合う心がけ。(長野市)    の画像1
さぁ、手を出してまずは除菌から!お互いに気をつけよう
脳に夢・愛・喝。男の、コロナと上手につき合う心がけ。(長野市)    の画像2
準備体操もみんなちがってみんないい
脳に夢・愛・喝。男の、コロナと上手につき合う心がけ。(長野市)    の画像3
本日は「卓球の日」
新型コロナにゃ負けないさ!
新型コロナウイルスの影響で、この数か月は活動を自粛していました。
誰もが安心して参加できるようにと、感染防止の備品も新たに買い揃えました。

シニア地域プロデューサーで倶楽部のリーダーである桑野さんは、自粛期間を活用して「コロナと上手につき合うための心がけ」を歌詞にしたオリジナル曲を作りました。
新しい生活様式をなるべく早く取り入れようと、活動の前には仲間とこの曲を歌うことで、一人ひとりが感染予防を意識でき、何より楽しく集うための工夫をしています。

久々にラケットを握る仲間に「今日の参加がうれしいね」と声をかけるリーダー。集まった仲間にさりげなく声をかけるその姿から優しさが伝わります。「桑野さんをみんなが尊敬しているよ」と話す新貝さん(84歳)に、「だから新貝さんが好きなんだよな~」と抱きつきそうになる桑野さん。「おおっと!ソーシャルディスタンス!」と反り返る仲の良いふたりのやり取りから、今日ココにいる「幸せ」が見えました。
脳に夢・愛・喝。男の、コロナと上手につき合う心がけ。(長野市)    の画像1
心がけを歌詞にしたオリジナル曲で感染予防を呼び掛けます。
脳に夢・愛・喝。男の、コロナと上手につき合う心がけ。(長野市)    の画像2
台風19号では支援物資の仕分けボランティアにも挑戦
脳に夢・愛・喝。男の、コロナと上手につき合う心がけ。(長野市)    の画像3
脳喝農園も忙しい!
前向きな考え方を身に着けよう!
♪瀬戸際の日常(新しい生活様式)♪より
「正しい手洗い マスクの着用 みんなで防ぐの 感染拡大 一人ひとりの心がけで きっと明るい未来(あした)が来るわ」

「きっと守ってくれる」と、これまで私たちはどこかで社会に期待し、安心して生活してきたのかもしれません。社会が大きく変化した今、私たちが「平凡だ」と感じ、過ごしてきた日々の中に「幸せだ」と感じる瞬間(とき)は何であったか・・・

今回のコロナウイルスによって、これまでの暮らし方や自分を見つめなおすきっかけができたと、前向きな考え方に切り替えることも『Withコロナ』の心がけになるのではないでしょうか。

2020.07
(長野支部シニア活動推進コーディネーター 齊藤 むつみ)

一覧ページに戻る

こども ページの先頭へ