はじまりは、公民館講座から
ゴーヤ、ナス、パプリカ、トマト、豚肉、小あじ…調理台の上の食材を横目に見ながら、エプロンをつけ、身支度を整えます。月に一度の「男の料理教室」。3時の開始時刻に合わせて、男性たちが集まり始めました。そもそものきっかけは、10年程前の美篶地区区長会長 中島誠さんが、勤労者福祉センターで行われた「男の料理教室」に参加したこと。「美篶でもやってみては…」と当時の公民館長 赤羽仁さん(80)や、前館長 中村和徳さん(82)(お二人とも現在も会員として活動中)に相談しました。2008年、伊那市美篶公民館の建て替えに伴い、調理室の設備、器具等を整え、開館と同時に「男の料理教室」講座がスタートしました。講師は地元に住む元農協生活指導員の酒井さつき先生。旬の食材を利用した彩り豊かで栄養バランスのいいメニューを作り、指導してくださいます。