信州版 人生ニモウサク劇場

このページでは シニア層の社会参加や 高齢者を支える 様々な取組をご紹介します。

  • シニア事例

観光県長野県は様々な形でボランティアガイドの団体が活躍しています。その活動には地域を愛してやまないシニアの皆さんが多く参加しています。城下町松本を愛する人たちが集まり、松本城のみならず、市内の名所を案内する「松本まちなか観光ボランティアガイド」の皆さんもその一つ。現在会員29名。平均年齢は70歳、シニアの皆さんの活躍する姿をご紹介します。

松本まちなか観光ボランティアガイド(松本市)

「町ウォーキング~城下町巡り~」
松本まちなか観光ボランティアガイドは、松本市観光情報センター内、松本観光コンベンション協会に事務局を置き、平成14年から活動を開始しました。
今回は、松本市内福祉ひろばの企画「町ウォーキング~城下町巡り~」にコーディネーターが同行しました。
昨年国宝に指定された「旧開智学校」校舎にこの日の参加者15人が集合し、外観を眺めながら、ガイド開始です。
擬洋風建築の特色や、移築された歴史など、細部にわたる説明に、参加された皆さんからは「なるほど!」という声が上がりました。

松本まちなか観光ボランティアガイド(松本市)の画像1
国宝に指定された、旧開智学校からまちなか案内をスタート
その後、ウォーキングを兼ねて松本城近くの「松本神社」へ。
神社の由来、松本城主を務めた6家23代のお殿様のエピソードなどを聞きました。
松本城に向かう道すがらは晴れて、常念岳の横に槍ヶ岳も見えました。
ガイドさんと参加者は、山についての話が広がります。山の高さが数字でポンポン出てくるのはさすがですね。


松本まちなか観光ボランティアガイド(松本市)の画像1
松本城への道すがら、由緒ある松本神社について、参加者に質問をしながら詳しい説明が続く
そして、北門から松本城に入りました。
松本城の外観を眺めながら、説明が続きます。時にはクイズ形式で参加者に呼びかけたり、参加者からの質問に答えたりして、ゆっくりと巡りました。
太鼓門の名所、「げんば岩」では、当時の築城の様子を講談師風に語り、拍手が起こりました。
松本まちなか観光ボランティアガイド(松本市)の画像1
ガイド歴10年、熊谷大二郎さん。 松本城太鼓門の名所、「げんば岩」での名調子は 講談師のよう
ガイド歴10年の熊谷さん
熊谷さんは松本平の出身で、定年まで神奈川県で過ごし、定年後に故郷に帰りました。
改めて松本市内の魅力に気づき、松本市が実施している「松本検定」も上級合格者です。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、修学旅行で松本城を訪れる小中学校も多く、シニアのガイドは人気だったようです。
松本まちなか観光ボランティアガイド(松本市)の画像1
令和2年は新型コロナウイルス感染症の影響で、小中学校の修学旅行の案内も多かった
お城を中心に栄えた城下町の昔と今や、あちらこちらで湧き出る井戸の水巡りまで、参加者の希望に合わせてガイドをしているそうです。
松本まちなか観光ボランティアガイドでは、勉強会も企画し、仲間同士のつながりを大切にしています。
松本市内には他にもボランティアガイドのグループがあり、シニアの皆さんが活躍されています。
「松本の魅力をもっともっと伝えていきたいですね。」と話します。

◇申し込み先 〒390-0874 長野県松本市大手3-8-13 松本市観光情報センター
TEL:0263-39-7176 FAX:0236-39-7320 
E-mail:oote-info@po.mcci.or.jp
◇申し込み方法 郵送、FAXまたはウェブフォームから1週間前までにお申し込みください。
http://info.joematsumoto.net/cgi-bin/kvguide/


(松本支部 シニア活動推進コーディネーター 大塚 佳織 2020.12)
松本まちなか観光ボランティアガイド(松本市)の画像1

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