信州版 人生ニモウサク劇場

このページでは シニア層の社会参加や 高齢者を支える 様々な取組をご紹介します。

  • Co活動紹介

 自治会活動や公民館活動など市民活動が盛んな飯田・下伊那では「・・・せむとす」「ムトス」が地域の合言葉になっています。ムトスの理念である自発的な地域づくりをサポートする多様なコーディネーターの取組みをご紹介します。

「・・・せむとす」「ムトス」は地域の合言葉/ムトス飯田コーディネート専門委員会NEW

「・・・せむとす」ムトスを支える
 「ムトス」とは、広辞苑などにも載っている「むとす」を引用したもので、「…しようとする」という意味が込められており、行動への意志や意欲を表す言葉。
 飯田市では、より広く市民活動を支援するために平成29年から公民館主事、社協等コーディネーター、マスコミ、行政関係者、大学関係者など各界からの選出により「コーディネート専門委員会」を設立しました。相談やアドバイス、コーディネートをチームで行っています。長野県長寿社会開発センターのシニア活動推進コーディネーターも創立時からのメンバーです。
 現在は月に30~40件の相談が寄せられます。日常的にはメール等で、月例の専門委員会(写真)では、全委員の意見を集め、飯田市内のみならず、下伊那郡各町村をはじめ県内外の関係機関とも連携を図りながら、より良い活動になるような支援を目指しています。
「・・・せむとす」「ムトス」は地域の合言葉/ムトス飯田コーディネート専門委員会の画像1
月例の専門委員会の様子
各界の専門家やコーディネーターの情報と視点で、より良い活動につなげる
 自分たちだけでなく、ちょっとした視点を変えることで、活動はより良いものになります。地域活動の担い手に困っていた自治会と高校生の実習活動がつながったり、参加者の減少で困っていた文化系競技団体が小中学校とつながることで運営にも保護者が加わり活性化できたりと、各界で活動してきたコーディネーターの知見を持ち寄って市民活動をサポートできるのがこの会の強みです。
 この日に行われた月例会議では、4、5月に寄せられた継続案件を含む約60の団体個人の相談内容と経過、16の関係機関との連携状況、各界の状況など情報共有と、支援について協議が行われました。
 これまで年1回だったムトス助成金の募集を年2回に、また若者のチャレンジ助成の創出などを行ってきましたが、助成金の相談だけでなく、一人ひとりの「ムトス」の声に耳を傾けるよう心掛けています。
 これから何かを始めたいけど何をやったらいいかわからない移住者の方や、探求学習と地域をつなげたい学校関係者、地域で社会貢献を考えている企業、もちろん社会参加活動を考えているシニア世代、活躍中のシニア大学OBからも相談が寄せられています。

 より良い地域社会はたったひとりの「ムトス」から始まります。
 あなたの「ムトス」の声を是非お聞かせください。

2025.9.11 南信州支部 シニア活動推進コーディネーター 今村 光利
「・・・せむとす」「ムトス」は地域の合言葉/ムトス飯田コーディネート専門委員会の画像1
支援について活発な協議が行われました

一覧ページに戻る

こども ページの先頭へ