アイデア工作で子どもたちを笑顔に

松本地区賛助会 世代交流グループ

 7月下旬になると、松本地域の小中学校が次々と夏休みに入ります。そんな27日、終業式を終えた子どもたちが島立児童センターに集まりました。今日はシニア大学OB、「世代交流グループ」3名の方のボランティアによる、工作教室です。

 1年生から5年生の児童、約60人を対象に、牛乳パックを使った「パワー風車」を作ります。まずはごあいさつから。大きな部屋に集まった子どもたちは、何が始まるのか?ちょっと緊張気味に返事をします。

−前に来た時より、みなさんあいさつと姿勢がいいですね。今日は楽しくやりましょう。

 代表の宮川先生がことばをかけると、子どもたちもリラックスして座りました。

−おれ、それ、作ったことある!

 と自慢げな上級生には

−じゃ、君がみんなに教える先生だな。

 と、やる気とお手伝いを促し、まだ手元がおぼつかない一年生には、切り込みを入れたり、長さをそろえて下準備をした材料を渡します。

 材料は牛乳パックをはじめ、缶のプルタブなどどこにでもある物。最初の説明から子どもたちはまじめに聞いています。児童館の先生が

−わからないことがあったら、自分から先生に聞いてください。

 と、一声かけると、うまくいかないところや、次の作業が待ちきれない子どもたちが次々と質問をしてきました。

 7〜8人のグループが8テーブル、児童館の先生にもお手伝いいただき、子どもたちの作業が進みます。動きの悪い風車も、シニア先生がちょっと手を加えるとビュンビュン回り始めました。最後は名前を書いて、色を付けて完成です。子どもたちの個性が光ります。シニア先生は、動き具合を確認したり、色付けをほめたりして、一人一人に声をかけます。先生の周りには、自然と子どもたちが集まり、かわるがわる出来上がった風車を見せていました。

 工作教室は約2時間。その間、早めに迎えに来た保護者の方からも

−こういった工作はなかなか自宅ではできないで過ごしています。作るコツを教えていただき、とてもありがたいです。子どもも楽しみにしています。

 と、感謝の言葉をいただきました。

 島立児童センターの小岩井先生は、

−材料の準備もすべてお任せで助かります。工作のネタが豊富で、子どもたちも、とても楽しんでいます。これからもよろしくお願いします。

 と、次は12月に予定しているそうです。

 工作が終わった後、子どもたちはおやつタイムになりました。シニア先生も児童センターの先生とお茶をいただきながら、子どもの話、地域の話などが弾みます。子どもたちも、ちょこちょこのぞきに来て、声をかけ、シニア先生の顔を覚えていきました。世代交流グループは、子どもの年齢に合わせて、いろんな工作を考え、ボランティアとして学校や、児童センターに出かけて活動しています。
 工作に使う時、危ないものは気を付けて使うように見守り、できたときにはほめながら、進めていきます。工作のみならず、シニア世代の方と直接話をしたり、同じ地域の方の顔を覚えておくことは、子どもの安心、安全につながることではないかと思いました。

※文・写真:シニア活動推進コーディネーター 大塚佳織(松本支部)


会場の松本市島立児童センター。これから子ども達が集まってきます。


工作材料を準備します


材料は牛乳パック、プルタブなど身近なもの、低学年用には下準備をして渡します。


「ここはこうして・・・そう、うまいぞ!」


「うまくまわらないよ」「どれどれ?」


最後の色付けは、どんな色がいいかな?


できた!児童館の先生にも見てもらう


世代交流グループの代表 宮川正文さん


子どもたちの力作


みんなで回してみよう!



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