センターへ入るとカウンターに飾られた造花が目にとまりました。すると打ち合わせ用のテーブルに腰かけていた女性が教えてくださいました。「ハナショウブ(花菖蒲)よ」。丸めたカラフルな布を花に見立て、乾燥したハナショウブの穂先に埋め込んであります。カウンターに置かれた手作りの品々が気軽に立ち寄れる雰囲気を彩ります。
丸子ボランティア地域活動センターは上田市へ合併する以前の丸子町の時代から、地域の方々が寄り集まる場所として根付いています。ハナショウブと教えてくださった方は年齢こそ80歳半ばとのことでしたが、これから傾聴のボランティアへ出かけるのだそうです。
様々な企画を通じて地域活動に取り組んでいるセンターでは、新たな取組として男性向けの講座を企画したそうです。どうしたら男性を地域へ呼び込めるか。そこで思いついたのがコーヒーの講座でした。地元の有名なコーヒー店にダメ元で交渉したところ、快く引き受けていただいたとのことです。“男心”(?)をくすぐる試みがきっと地域のつながりへ実を結ぶことでしょう。
ハナショウブの造花です。
手作りの品がにぎやかです。
身近な課題を地域で取り組んでいます。
様々なグループ活動が盛んです。
テーブルを囲んで地域の輪が広がります。さあ、ボランティアへ出発です。