• 2022.06.23
• シニア事例

きっかけはシニア大学社会活動講座のフィールドワーク。メンバー同士話し合いを何度も重ねました。卒業後も活動を継続するにあたり「活動のトライアングル」を主軸に、シニア大同級生以外のメンバーも加わりながら、人と人とのつながりを全員で作っています。

音楽カフェ・アウトドア・まなび・・・活動のトライアングル！！（飯山市）

―音楽カフェ―

『みなさんが聞きたいレコード、CDをおかけします。ジャンルは問いません。皆さん一緒に音楽を楽しみましょう。』
これが風のささやきグループ音楽カフェのコンセプトです。
自分の順番がきたら、まず、お気に入りの曲のエピソードを話してもらいます。「初任給で買ったレコードです」とか「育児で悩んでいるときに聞いていた曲です」などなど。
参加者の皆さんは、それぞれに想いを馳せながら曲に聴き入ります。聞いたことのないジャンルの曲に出会えるのも、このカフェの魅力。
毎回参加される常連さん、遠方から来られる方、非日常を求めている方など、その方々にとっても大切な場となっています。

―アウトドア―

グループのお楽しみとしてマレットゴルフやトレッキングを行っています。グループ内だけにとどまらず、シニア大時代の同級生にも声を掛けます。自然と触れ合い、親睦＆健康づくりにも積極的な活動を行っています。

―まなび―

北信地方の文化や地域の歴史を学ぶために、飯山市ふるさと館の企画へ参画しながら、自らも笹もち作り、布ぞうり作りなど季節ごとの企画を通して地域の伝統を学んでいます。
また、メンバーの地元小学校へのボランティアや地域の小学生と集落サロンに参加している高齢者とのつながりの会も行っています。
メンバーの中には郷土食作りが得意な方もちらほら…。その方の得意分野を生かし伝統食・郷土食の継承にも取り組んでいます。

―時事問題へもアンテナを高く―

2022年２月「ロシアによるウクライナ侵攻」のニュースが世界中に流れました。日々送られてくるウクライナの惨状と避難民の現状。
長野県長寿社会開発センターからも「ロシアによるウクライナ侵攻の即時停止を求めるメッセージ ～ 私たちに何ができるかを考えよう ～」が発せられた同時期に、「自分たちに出来ることをしよう」と『ウクライナ支援募金活動』を行いました。
市役所、警察署、スーパーなどと調整しての街頭募金、自らが企画する音楽カフェでの募金呼びかけ、メンバーの手作り編み物の売上金など、９万円超を日本ユニセフやウクライナ大使館へ寄付しました。
「私たちのできることは限られているが、ウクライナに一日でも早く平和が戻りますように」と…。

メンバーそれぞれの思いや得意を生かしながら、「みんなで楽しく輝こう」をモットーに、これからもいきいきと活動していく「風のささやき」グループです。

　　　　　　　　　　　　（北信支部シニア活動推進コーディネーター　松永　静香）

　

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