信州版 人生ニモウサク劇場

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  • シニア事例

松川村の「まちの縁側講座」(松川村社会福祉協議会、大町保健福祉事務所と長寿社会開発センター大北支部が主催)で出会った中山濱江さんを紹介します。
ものづくりを通して地域の人と人がつながる縁側になっています。

ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)

何かを始めるのは「きっかけ」だよね…
看護師をしていた頃、療養法の一つとして陶芸が取り入れられていました。この時の同僚看護師に勧められたのがきっかけで中山さんは「陶芸」を始めました。
その後、池田町の相道寺焼きの窯元に遊びに行くようになりました。元々、物づくりが好きだった中山さん。陶芸作品ができるたびに楽しさも増していきました。
ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)の画像1
道路わきに並ぶ動物たちの焼き物が目印です
ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)の画像2
ここでは、訪れた人たちと楽しい会話が生まれます
手作り作品にひかれて、ついつい上がり込んでしまう空間
室内には紐でつるした新巻き鮭の作品や手提げ袋、新聞紙で作ったエコバッグなどもあり作品は陶芸にとどまりません。
数年前、テレビ番組の取材で突然訪ねてこられた芸能人の方が、手作りの荒巻鮭の作品を購入されたそうです。
そんな、誰もがふらっと立ち寄れて、いつでも中山さんが笑顔で迎えてくれます。
ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)の画像1
エコバッグや可愛いティッシュケースなど、所狭しと並んでいます
ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)の画像2
縁側講座受講者に「集まっておしゃべりするのが楽しいのよ」と語る中山さん
仲間と美術会を立ち上げた
松川村には写真や彫刻、陶芸、染め物、絵画など物づくりの趣味を共有する仲間とポスターも作り、毎年3月には すずの音ホールで展覧会をやっていましたが、コロナ禍の中では暫く活動は休止となりました。
仲間と展覧会を開くことが今からの楽しみです。


ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)の画像1
陶芸教室は、毎週水曜日の午後2時から5時頃まで
ヒト・モノ・コトがゆるやかにつながる縁側
「孫がまだ保育園へ行かないころに作った湯飲み茶わん、今、孫は22歳だけどまだ使って飲んでるからね。」
「それに物づくりは、話のネタになるし、やっていて良かった。何かを始めるのはきっかけだよね」と中山さん。

中山さんは、仕事のきっかけで陶芸と出会い教室をはじめました。陶芸を通じて出あう地域の方とのつながりが、どんどん広がることが楽しいと笑顔で語ります。
「陶芸しなくてもお茶のみに来て!」と地域の方に声をかけています。
中山さんの誰をも包み込む暖かさが伝わって、ついつい寄ってしまう居場所になっていました。
             (2021.5.20 シニア活動推進コーディネーター 佐藤 雅法)
ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)の画像1
大切な湯飲み茶わん
ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)の画像2
安曇野ちひろ公園体験交流館でも、中山さんが作ったカエル達や陶器の雪だるまも会えるかも知れません。
ものづくりを通して人がつながる縁側発見!(松川村)の画像3

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