信州版 人生ニモウサク劇場

このページでは シニア層の社会参加や 高齢者を支える 様々な取組をご紹介します。

  • シニア事例

地域の活性化、社会貢献、仲間づくりの輪を広げたいと活動している諏訪市の「阿波踊り諏訪湖連」を紹介します。コロナ禍で集まれなくても、各自家での練習に余念がありません。阿波踊りを通じて、改めて仲間や地域とつながり、自分自身も元気をもらっているシニアの皆さんをご紹介します。

♪ 老いも若きもおどらにゃそんそん♪「阿波踊り諏訪湖連」(諏訪市)

手を上げて足を運べば阿波踊り 簡単だけど奥は深い
県シニア大学諏訪学部の補講で阿波踊りを学び「踊ることは楽しい。もっと阿波踊りを理解し覚えて普及したい」と、2014年10月に「阿波踊り諏訪湖連」を発足。現在34名。一昨年の活動回数は82回。諏訪6市町村に活動が広がっています。諏訪湖連の連長である北澤共司さん(シニア大34期生)は、「手を上げて足を運べば阿波踊り。誰でも気軽に踊れます。簡単だけど奥は深い。」と話します。





♪ 老いも若きもおどらにゃそんそん♪「阿波踊り諏訪湖連」(諏訪市)の画像1
「阿波踊り諏訪湖連祭り」踊りに触れて楽しさを知ってもらいたい
どんな時も前向きに 仲間と励ましあいながら
北澤連長は、シニア大へ再入学しようと決めた昨年5月に大病を患いました、3日の命と言われましたが、2か月間の入院で普通の生活ができるまでに回復。遅れて入学したシニア大学でしたが、体調を整えながら学び、仲間に励まされ、勇気づけられました。縁を頂いた仲間とともに喜ばれるボランティア活動を続けていきたいと、より一層思われたそうです。
しかし、今回のコロナ禍では集まって練習をすることもできず、どんな工夫をしているのか尋ねてみると、一人一人が自宅でフォーメーションの練習をされているとか…。
皆さん、運動不足の心配はないようです。また、仲間と電話で連絡を取り合うなど、シニア大学入学をきっかけに「諏訪湖連」の活動を立ち上げたことで、このような状況の中でも孤独にならず仲間とのつながりを持てているそうです。

♪ 老いも若きもおどらにゃそんそん♪「阿波踊り諏訪湖連」(諏訪市)の画像1
しなやかな動きの「女踊り」
自分が楽しんで、一緒に踊って喜ばれるボランティア活動
例年は、ボランティア活動として福祉施設の訪問も行っています。阿波踊りはもちろん、連のメンバーの特技を生かして脳トレ手遊び、音楽に合わせた体操、手話ダンス、三味線の演奏、マジックなどレパートリーを広げて活動をしています。

また、地域の中学3年生の総合学習では「元気な高齢者から学ぼう」という企画で交流もしています。『みんなと楽しく踊れた。また踊ってみたい。いくつになっても活動に参加し体を動かしているのはいいことだと思った』など、生徒からの感想に、元気をもらい、喜びを感じ、やりがいになっているようです。
♪ 老いも若きもおどらにゃそんそん♪「阿波踊り諏訪湖連」(諏訪市)の画像1
中学校の総合学習「元気な高齢者から学ぼう」
夢は「諏訪湖1周を阿波踊りで!」
これからも仲間と一緒に本場の徳島や東京高円寺の阿波踊りを目指して技量を向上させ、継承者を育成して『諏訪湖1周を阿波踊りで!』と笑顔で夢を語ります。

そんな目標があることで、自粛時間も乗り越え楽しく踊れる日に向けて、今日も練習を続けます。

(諏訪支部シニア活動推進コーディネーター 和地 忍)

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